近年、日本でも医療現場などでメディカルアロマという言葉を耳にするようになりましたが、発祥の地はフランスです。
フランスでは、古くからアロマテラピーを医療に取り入れています。
多くの医療機関でアロマセラピーを取り入れ、薬の代わりとして患者の心身の不調に対処しているのです。
特に痛みや吐き気、不眠、気分の落ち込みなどには、薬での治療ではなくメディカルアロマで大きな結果を出しています。
日本の医療現場でもメディカルアロマが導入されているケースはありますが、使用する精油は日本では薬の認可を受けていません。
そのため、アロマセラピーを治療として提供する行為は違法に当たるのです。
そこで薬としてではなく、治療を補完する形で取り入れられているのが実態となります。
看護師がメディカルアロマに携わりたい場合には、以下の3つの方法が考えられるでしょう。
1つ目は、メディカルアロマをすでに導入している医療機関で働くことで、産婦人科やレディースクリニック、在宅医療が多いです。
2つ目は、現在働いている職場に導入する方法が挙げられます。
そのためには、まずメディカルアロマがもつ痛みの緩和やリラクゼーションの効果を、周りに理解してもらう必要があるでしょう。
そして、3つ目の方法はアロマセラピストに専念し、セラピストとしての経験値を高めることです。
医学や看護の知識を活かすことでセラピストとしても重宝されますし、医療現場に復帰する際にもメディカルアロマを導入しやすくなります。